7月18日~7月24日のニュース
7月20日
クラウドコンピューティングの利用促進を目的とした社団法人クラウド利用促進機構が設立された。背景として「世界では、GoogleやAmazonなどを 中心にクラウドの活用が始まっているが、日本は遅れをとっている。海外の良いものと日本の良いものをどのように融合していくかが重要」と考え、「日本にお けるクラウドの健全な利用と発展をうながし、その活用シーンを広げるための活動を目的とする」としている。
IDC Japan株式会社は、2010年第1四半期の実績、および最新の景気動向などに基づく国内製品別IT市場予測を発表した。それによると、2010年の国 内IT市場規模は前年から0.5%の成長となる12兆3530億円になる見込みという。市場のけん引要素としては、プライベートクラウドの構築、SCMの 再構築、IFRS対応、BIへの投資、スマートグリッド/スマートシティ実現のためのSI案件などが想定され、それに伴ってITアウトソーシングも成長力 が高まる見込みと発表された。
GoogleとTata Communicationは、急激な経済成長が新たな機会を生み出しているインドにおいてWebベースのbusiness connectivity servicesを提供する為パートナーを組む。2社はGoogle Appsを用いたWebメール、インスタントメッセージ、カレンダー機能、ビデオ及びプレゼンテーション等のビジネスツールを提供する為に協業する、とTATAコミュニケーションズは声明で述べている。
Rackspace社は、オープンソースのクラウドプラットフォームを提供すると発表した。「OpenStack」と名付けられたこの新しいApache Licenseプロジェクトには、高い拡張性を持つストレージエンジン、Rackspace Cloud filesをベースにした分散オブジェクトストアが含まれる。今年後半には、NASAのNebulaとRackspaceのクラウドサーバ技術をベースとしたプロビジョニングエンジンが提供される予定。
7月21日
米国VMwareは、2010年第2四半期にアジア太平洋および日本を含むAPJ地域で、前年同期比で81%の成長を記録したことを発表した。APJ地域 におけるVMwareの事業は、この第2四半期に大幅に成長。VMwareにとって成熟市場であるオーストラリア/ニュージランド、日本、および中国(台 湾、香港を含む)では、前年同期比でそれぞれ71%、97%、および94%の増加を達成した。一方、インドでの伸び率は70%だった。
Salesforce.comは第8回アメリカンビジネスアワードにて(従業員2500人以上の部)最もイノベーディブな会社として、及び Salesforce.com基金のCSRプログラムに対して、受賞を受けた。受賞理由として、Salesforce Chatterが次世代のエンタープライズクラウドのあり方を提唱するものという評価を受けた。
7月22日
Research and Markets社の発表したレポート"Cloud Development Survey 2010 v.1"によると、GoogleとIBMがクラウドのトップベンダーに選ばれた。この調査はパブリッククラウド及びプライベートクラウドに関する開発者の 関心・意図や現在の採用状況等を調べたもので、プライベートクラウドvs. パブリッククラウド、プライベートクラウドマネジメントとデータセンター、業界標準と業界団体、セキュリティ、ワイアレスのクラウドサービス、ツールの利 用、ライセンス、クラウドにおける言語、クラウドに移行したアプリケーション等、クラウドコンピューティングを網羅した内容である。
7月23日
住友生命保険は「クラウドコンピューティング」を、来年9月をめどに資産運用システムに採用すると発表した。従来のシステムをクラウド化することにより、 開発や維持にかかる数十億円のコストを、5年間で4割削減できる見込み。資産運用システムにクラウドを導入するのは金融業界では初めてで、今後、金融業界 でも導入が広がる見通しである。
